青南小学校校庭(引用元:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Seinain_Elementary_School_Tokyo.JPG)
南青山児相問題で注目を集めている東京港区青南小学校の意識高い問題。
ワイドショーで登場した「3児の母」が話題になっていますね。
しかし彼女だけが南青山の問題の根源ではありません。
感情的に3児の母を責めるのは少し違う気がします。
3児の母だけでなく、他の住民の「地価をさげないでほしい」とか、明らかに環境に問題を抱える児童を受け入れたくないという住民の貧しい心が見えてかなしい気分です。
子供には罪はなく、全てこの土地に住まう大人や、意図的に住もうとする大人の問題。
何も知らずに青南小学校(せいなんしょうがっこう)に通うことになってしまった一家には試練がおおいことでしょう。
ここではテレビで紹介されていた青南小学校(港区A小学校)の環境について触れたいと思います。
(テレビと言えば南青山の人もお正月はこれ見るんでしょうか…?)
塾通い前提の授業
南青山の価値下げてるのは自分たちだよ…
お金はあっても心が貧乏。
学業レベル?塾行ってない子で
賢い子なんて山ほどいるよ。
こんな人達の子どもがいる学校に行かせたらいじめとかヤバそう…
子は親見て育つから。
差別無くならないね…絶対住みたくない#南青山
— バタコ (@watashigabatako) 2018年12月16日
通学児童のほとんどが塾に通っているという港区青南小学校。
なんと授業はそれ前提で進むとか。
港区青南小学校は公立小学校なので、それではいけませんね。
学力が低く、塾にも通っていない児童もついていけるようにフォローする体制が必要なはずです。
おそらくですが、通学している児童のほとんどが塾通いということなので、教師もそのレベルの合わせて
より応用的な授業内容を組んでしまっているのではないかと思われます。
意識高い保護者が多いわけですから、当然教師に向けられる目も厳しいはず。
実際に児童の学力も非常に高いレベルにあり、9割が中学受験すると言われています。
しかし、保護者やこの周囲の環境に脅迫めいたストレスを感じて勉学に励む児童もいるのではないでしょうか。
ぜんぜん勉強しないよりはましかもしれませんが、ちょっとかわいそうですよね…。
一家全員ラルフローレン
ある在校生の保護者の話によると、父親の方針で家族全員、全身を
高級ブランドのラルフローレン製の衣服で固めている旧友がいると言います。
そこで対抗してか、馴染むためか、ラルフローレン製の衣服をそろえて着せていったところ
そのラルフローレン児童からは驚きの言葉が。
「でもラルフローレンって10着はないと意味ないよね」
やべえ。
ママ友ランチでシャンパンが開く
通うのは皆富裕層なので当然母親たちの親睦会もお金がかかると言います。
青山の高いレストランを貸し切りなんて当たり前。
ランチも当然お高く、シャンパンが出ることも。
お金持ちならいいのですが、そうでない家庭がこの会に付き合うのは辛すぎる…。
でもお母さまたちにとって、クラスの保護者との良好な関係がどれだけ重要かは想像に難くないでしょう。
付き合わざるをえないのだと思います。
子供の話題が「家族がどんな車種に乗ってるか」「寿司ネタ1貫の値段」
これが子供の会話かよ…。
どれだけの高級車を使っているかで競ったり、どれだけ高価な寿司ネタを食べているかで競っているのでしょうか。
普通に考えて小学校児童が自然とこんな会話うするはずがありません。
スネちゃまかよ!
これは保護者の影響を児童がうけているのでは?と指摘されています。
つまり、保護者同士での会話を聞いた子供たちも影響されてこのような会話をしているということ。
富裕層の場合、たいていは父親は仕事で日中はいないと考えるのが妥当ですから、ママ友同士の会話から影響を受けているとするのが普通でしょう。
そもそも寿司ネタ程度を競うとか本当の富裕層ではないし、逆に無理して見え張ってる感がヒシヒシと…。
児童が親の代理戦争に使われているような印象
南青山の件。児相で育つ子らと周辺住宅に住む子の経済格差で、同じ小学校に通うと(児相の)子供等が辛い思いをするのではという発言をした女性に驚愕。こんなに心が貧しい人から育つ子は同じ思想になり、自分と違う環境で育つ人を見下す人間になるのだろう。なんて狭い視野で生きているのか。#南青山
— ジョナサン (@jonathan020102) 2018年12月17日
そもそも青南小はなぜ意識高い系小学校なのか
ラルフローレンぼうやのことや、すしネタトークを鑑みるに、いかに児童を通してアピールするか、ということを
意識的にせよ無意識にせよやってしまっているのでは、という指摘もありました。
本来、自分のブランドというものは、外部の物品で武装して培うものではありません。
保護者のそういう経済力アピールのアバターとして児童が使われることで、児童にも金で自分をブランディングするという意識が
強く根付いてしまわないか心配。
南青山が意識高い()やばい地域になっているのは、青南小学校に子供を通わせたいという保護者がやってくるからだと言われています。
青南小学校は普通の公立小学校のはずなのになぜこんなことになっているのか。
そこには岡本太郎や根津嘉一郎をはじめとする歴史的著名人が出身しているという背景があります。
青南小学校は歴史が長く、1875年設立の伝統ある学校で、政治家の子息や資産家の子も多く通っているといいます。
すくなくともそういうウワサです。
実際青山は官僚が多く住んでいる地域なので事実なのでしょう。
そこでそういう著名人とつながりを持ちたいという親が引っ越してきたりして子供を通わせます。
まあ、かぎりなく毒親に近い考えだと思います。
南青山児相問題は今後どう転ぶかわかりませんが、私はあまりここに児相を建設しない方がいいと思います。
心が貧しい人たちの間に苦しい環境にある子供たちを入れない方がいいとおもうんですね。
別に青南小の保護者の意見を尊重するわけではありません。
張りぼてのお金に権威を借りて、自分たちを特権階級だと意識している人たちは相手をしない方がいい。
そう思います。
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